破産すると債務を支払わなくともよいのか?-免責

⦿免責の裁定によってはじめて債務から免れる 破産宣告があっても当然、債務の支払を免れることができるわけではありません。 配当手続によって、債権者は全額の弁済を受けられるのではありませんので、破産手続が終了しても配当を受けられなかった額について…

友人・知人からの借金は踏み倒すな!

金融機関や法人からの借入金とは違うのがこれらの借金です。 では、同じ借金なのにどう違うのか? この違いは一見分かりにくいかもしれません。 簡単にいえば、友人・知人からの借金というものは、感情が付いているものなのです。 「可愛がってやったのに」…

地球上では、人間も企業もすべて平等です

地球上では人間はすべて平等です。これと同じく、会社もすべて平等なのです。 職業に貴賎がないように、企業にも差別はありません。 物を作る会社があり、それを売る会社がある。 物を引き取り、配る会社もあれば、物が壊れたら直す会社がある。 また、物が…

債権放棄してもらっても再生できない企業がある

これは、いくら債権者に債権を放棄してもらっても、結局のところ本人に経営を立て直すやる気がなければ何にもならないということです。 もし、あなたが病気になったとします。入院していくら薬を飲んで、注射を打たれても本人に治す直す気力がなければ決して…

急に取引を打ち切られた

「風柳絮を吹けば毛毬奔る」(かぜ、りゅうじょをふけば、もうぎゅうはしる)という禅語があります。 風がさっと吹くと、柳絮(綿毛を持ったヤナギの種)が、綿くずのように飛び散る様子のことを形容したものです。 「柳絮」としては、風よ吹くな、と言って…

再生は覚悟を決めた時に出来ている

これは再生すると決めた時に覚悟を決めるということですが、再生するには人任せではいけません。 自分で必ず再生するんだと決めるのです。本当にその気構えが出来ているのか? 覚悟はあるのか? 女房、子供が付いて来なくてもやる覚悟はあるのか!? 本当に…

再生とは自己の心象風景である

例えば、破産とはどういうイメージがあるでしょうか? 多くの人が破産というと暗いというイメージを持つようです。 それでは再生はどうでしょうか? ほとんどの人が明るいイメージを持つようです。 しかし、実はこれはあなたが、自分が相手ならばきっとこう…

世の中に、役に立たない会社というものはない

人間はすべて平等です。これと同じく、会社もすべて平等なのです。職業に貴賎がないように、企業にも差別はないのです。 物を作る会社があり、それを売る会社がある。 物を引き取り、配る会社もあれば、物が壊れたら直す会社がある。 また、物が売れなくなっ…

上手なひき時―再生可能な時期(タッチ&ゴー)

会社の倒産や再生は、自分の事業継続を続けるにはここら辺が山だ、と考え決断しますが、その結果は後日にしか出ません。 「あの辺りでやめておけば良かった、もう少し続けておいた方が良かった」と言っても、後の祭り。 「まだはもうなり、もうはまだなり」…

救世主(メシア)は一度は必ず現れるが、二度は現れない

倒産し、再生しようとするときには、不思議なことに、必ず救世主が現れます。 しかし、この救世主が誰なのか、なかなか分からないものなのです。 それは、弁護士かもしれません。また、会計士かも知れない。 もしかしたら、すぐそこにいる社員なのかもしれな…

往生際の悪い社長はすべてを失う

これは社長が創業者である場合に、よく起こりえるケースなのです。 本業は黒字なのに、副業で始めた土地取引等で負債を背負い、会社の運営が困難になってきたとします。 銀行や金融機関は土地等を売却して、負債額を減らそうとしますが、社長がどうしても許…

覚悟とはこういうものですー老田久之助の場合

老田久之助は長岡藩の藩士で殿の秘蔵人だった。この久之助が心惹かれる藩士がいた。偏屈人として知られた鬼頭図書という者である。久之助は図書に会えば何か得るものがあるだろうと思いながらも、よい折りもなく年月が過ぎて行った。そうこうするうちにある…

破産宣告はそれ以上でもそれ以下でもない

この世は取引社会です。取引社会はお互いの信頼関係に基礎をおいています。 例えば、売買とは売主が買い主に商品を引き渡し、買い主は代金を売主に支払います。 このとき、商品を先に渡して、売主は買い主から約束した期日に代金の支払いを受けられると信頼…

再生は決断にあり!

再生しようと思ったときに、いかに素早く決断が出来るかということです。 経営に行き詰まり、もうあがいても駄目だと思った時、例えば創業者なんかは、「俺の人生の全てだった会社なんだ。 潰すわけにはいかない」とか言いだして、小さくなってもいいから会…

企業倒産は誰のせいでもない

考えてみれば、人間の寿命なんてものは長くても百年程でしょう。そして、社会人として社会に出て、働いている期間は四十年程です。 人間がどういう活動をしているか、どんな企業でどんな職種についているかなんて事は、まずは生まれた環境によって異なります…

再生は決断にあり!

再生しようと思ったときに、いかに素早く決断が出来るかということです。経営に行き詰まり、もうあがいても駄目だと思った時、例えば創業者なんかは、「俺の人生の全てだった会社なんだ。潰すわけにはいかない」とか言いだして、小さくなってもいいから会社…

再生とは自己の心象風景である

例えば、破産とはどういうイメージがあるでしょうか? 多くの人が破産というと暗いというイメージを持つようです。 それでは再生はどうでしょうか? ほとんどの人が明るいイメージを持つようです。 しかし、実はこれはあなたが、自分が相手ならばきっとこう…

企業倒産は誰のせいでもない

考えてみれば、人間の寿命なんてものは長くても百年程でしょう。そして、社会人として社会に出て、働いている期間は四十年程です。 人間がどういう活動をしているか、どんな企業でどんな職種についているかなんて事は、まずは生まれた環境によって異なります…

企業倒産とは、社員が「自分の給料を稼いでいない」ことをいう

私が倒産しそうな会社に行くと、よく社員達が、 「社長が悪い、悪いのは社長だ」と連呼しています。私は彼らに、 「そうじゃないだろ、君たちの給料も高かったんじゃないのか」と言い返します。 外部から見るのでよく分かるのですが、倒産する会社は、社長だけ…

これからでも遅くはない

不渡り手形をつかむと、とたんに資金繰りに支障をきたす。当てにしていたお金が入らなくなるからだ。体力のあるうちなら未だよい。売上が落ち込んでくると一枚の不渡手形が、致命傷になり自社も、不渡手形を出す羽目になってしまう。 取引銀行は良く知ってい…