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これからでも遅くはない

不渡り手形をつかむと、とたんに資金繰りに支障をきたす。当てにしていたお金が入らなくなるからだ。体力のあるうちなら未だよい。売上が落ち込んでくると一枚の不渡手形が、致命傷になり自社も、不渡手形を出す羽目になってしまう。

取引銀行は良く知っていて、自行の取引先がこんなにも、不渡手形をもらってしまっては、資金繰りに詰まらない筈がない、と考える。ここからが社長の正念場だ。誰しも倒産などということを考えたくもない。

社長の仕事が「資金繰り」、ということになってしまい本来の社長の業務に身が入らなくなる。

嘘や虚偽の報告をすると、企業は倒産の道を転げ落ちるだけとなる。誰も助けてくれない。近寄ってくるのは、会社を食ってやろうと虎視眈々と狙っている、悪い輩ばかりとなる。

これではいけない。会社経営とは何か、を社長が忘れてしまっているからだ。会社が生き延びれば良いというものではない。

真面目に経営に取り組むチャンスがやってきた、と思うことだ。資金繰りが楽になってから、事に当ろうと考えないことだ。

「学道の人は後日を待って行道せんと思ふ事なかれ。」(仏道を学ぶ人は、後日を待って仏道修行をしようと思ってはならない。正法眼蔵随聞記・水野弥穂子訳 ちくま文芸文庫)。

仏道でも経営道でも同じことである。